今年の元旦、徳島新聞の一面に大きく取り上げられていた記事、皆さんは覚えていますか?
それは、今注目されている 農福連携 です。
「働き手」が欲しい『農』と、「働く場」を求める『福祉』。
担い手の高齢化と減少が進む農業分野と、障害者の働く場の確保を求める福祉分野、
両者のニーズが合致して、農業分野に障害者就労を!との動きが広まっています。
ワークステーションでも、自営農家さんと実習契約を結び、農業に興味のある者や体力に自信のある者、
反対に運動不足でこもりがちな利用者に積極的に参加してもらっています。
今はほうれん草やブロッコリーなどの冬野菜の収穫時期。
他にも豆葉とり、出荷用の箱の組み立て、出荷準備など、
いつもは介護補助や清掃がメインの実習をしている利用者さん達も、
普段とは全く違った作業に新鮮さを感じながら取り組み、日々貴重な経験をさせてもらっています。
「適当に切って」「だいたいこのくらい」「これはOKかな、これはどっちでもいい」
といった曖昧な表現の指示がよく出てくるのも農業の特徴で、
具体的な見本や明確な指示を得意とする利用者さん達にはちょっと難問・・・の場面も。
それでも目で“適度”を採寸し、葉を切ったり取り除いたりと、農家が求める“だいたい加減”を覚えていきます。
体験した利用者さんからは、『達成感』や『気持ちの良い疲れ』といったポジティブな言葉が聞かれます。
真冬の厳しい寒さの中、屋外での作業に耐え抜いた気丈さも成長の証ですね。
そして、先月の大谷焼が完成しました♪
大切な一品になりましたね。
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