2018年 2月

活動や講座の中で、今までも何度か取り入れているぺーパータワー制作。
ルールは簡単。今回は、
・3人ずつの2チーム
・A4用紙を20枚使って折り、工夫をしながら積み上げていき高さを競う
・制作時間10分
・用紙のみを使う(×→ハサミ・ホッチキス等)

ポイントとなるスキルは「話し合い・イメージの共有」です。
タワー設計図を手に、話し合う時間は10分。その間に利用者さんの持つ様々な特性が見えてきます。

Aチーム、活動に興味を見出せないある利用者さん。
用紙をどう折るか思考錯誤していた同チームの利用者さんが主導権を取り始めましたが、なかなか相手のやる気を引き出せません。声をかけてもつれない返事・・・。

Bチーム、個々に折り方を思案して特に声かけあっている風でもなかったのに、不思議と折り方が一致!制作に入ってからも静かに作業が進みます。自然と折る者・積み上げる者と役割分担も出来ていたのが素晴らしい!

気づいたらAチームの興味ゼロだった利用者さんが、いつの間にか立ち上がって組み立てているでは!声にも活気が出ています。どこからやる気になったのか、その瞬間を見逃してしまいました・・・。きっかけは必ずあったはずですよね。

 

 

話し合いでは交渉も大事になってきます。相手の意見を聞き、受け入れたり自分の提案を伝えたり、お互いがイメージしているものを図案を通して共有する。こういうやり取りも社会に出るための大切なスキルなので、講座を通して身につけてくれたら良いですね。

 

結果は117センチと84センチ。どちらも土台をしっかり組む事を意識した、スタイリッシュなタワーが完成しました。
チームワークに拍手!

今年の元旦、徳島新聞の一面に大きく取り上げられていた記事、皆さんは覚えていますか?

それは、今注目されている 農福連携 です。

「働き手」が欲しい『農』と、「働く場」を求める『福祉』。

担い手の高齢化と減少が進む農業分野と、障害者の働く場の確保を求める福祉分野、

両者のニーズが合致して、農業分野に障害者就労を!との動きが広まっています。

ワークステーションでも、自営農家さんと実習契約を結び、農業に興味のある者や体力に自信のある者、

反対に運動不足でこもりがちな利用者に積極的に参加してもらっています。

 

今はほうれん草やブロッコリーなどの冬野菜の収穫時期。

他にも豆葉とり、出荷用の箱の組み立て、出荷準備など、

いつもは介護補助や清掃がメインの実習をしている利用者さん達も、

普段とは全く違った作業に新鮮さを感じながら取り組み、日々貴重な経験をさせてもらっています。

「適当に切って」「だいたいこのくらい」「これはOKかな、これはどっちでもいい」

といった曖昧な表現の指示がよく出てくるのも農業の特徴で、

具体的な見本や明確な指示を得意とする利用者さん達にはちょっと難問・・・の場面も。

それでも目で“適度”を採寸し、葉を切ったり取り除いたりと、農家が求める“だいたい加減”を覚えていきます。

 

体験した利用者さんからは、『達成感』や『気持ちの良い疲れ』といったポジティブな言葉が聞かれます。

真冬の厳しい寒さの中、屋外での作業に耐え抜いた気丈さも成長の証ですね。

 

そして、先月の大谷焼が完成しました♪

大切な一品になりましたね。

 

今回の余暇活動は利用者さんとスタッフで、ビリーズブートキャンプにチャレンジしました。

運動不足解消できたかな…

体を動かした後は、やっぱりお腹がすきますね~!(^^)!

短時間で作れるお餅を使った料理を3品ほど作りました。

おもちピザ・もちベーコン巻・チョコ大福、とても美味しかったです。