2018年 5月

5月31日木曜日。

今月の企業見学は、北島町にあります「はーとふる川内株式会社」本社様を訪問いたしました。

今回は、徳島労働局主催の企業就労理解促進事業の一環としての事業所見学であり、

担当者各位の皆々さまには、大変お世話になりました。

「はーとふる川内株式会社」様は、大塚製薬株式会社の特例子会社であり、

オフィスサポート事業、生産サポート事業、アグリ事業という3つの事業を展開されています。

当日は、西野代表取締役社長様より、障害者雇用についての取り組みや、

当事者の方に対する合理的配慮の事例、また、働く上で大切な事は何かといったポイントなど、

ワークステーション利用者の方にとって、大変に役立ち、働く意欲の湧くお話しを

お伺いすることができました。

 

働く意欲が土台にあれば、適切な支援や配慮を受けることによって、障がいのある方も戦力になる、

企業がそれを証明することにより、周囲の理解も深まってきた、と西野社長は語ります。

 

質疑応答の時間では、西野社長の穏やかな空気感に促されるように、

精神面での相談を含んだ質問が普段より多く聞かれ、

「はーとふる川内さんで、実習をしてみたい!」と希望する声も複数上がりました。

 

 

今回の訪問で、利用者の方々それぞれに、きっと大切な何かをみつけてくれたのではないでしょうか。

年2回、大型(?)余暇活動として遠足を予定しています。
7月初旬に日にちは決まりましたが、場所は未定。
実は毎回利用者さんたちに決めてもらっています。スタッフが3カ所ほど候補地を挙げ、プレゼンテーションしてみんなの多数決を取るのが定番だったのですが、今回はそのプレゼンも自分たちで行いました。

講座で事前にプレゼン用のプリントを渡して、プレゼンの意味・票数を獲得するコツ・発表する時の姿勢・予算や距離の範囲等を伝えます。

プレゼンの下準備は調べる事から。スマホや雑誌を見て自分の行きたい所、みんなが楽しめそうな所、もう一度行ってみたい所、お勧めポイントなどを念入りにリサーチ。そこから聞く側の心理を考え、場所のイメージが膨らみそうな伝え方を考えて文にします。

 


適切な言葉が思いつかない、表現を上手く言語化出来ない時や、場所や内容の相談をしたい時はスタッフにヘルプを求める事がスムーズに出来るか。これも必要なスキルなので、プレゼン当日まで誰がスタッフルームのドアを何回叩くか・・・ここにも注目していました。

当日はあみだくじで順番を決めていよいよ発表!みんなのリサーチ力の高さに驚かされました。笑いをとったり、しっかりと清き一票を求めたり、聞き手の視線を話術で集めたり、それぞれの個性あふれるプレゼンになりました。

 


後日の投票の結果、
第1位 新鮮なっとく市 第2位 とくしまファミリーランド 第3位 祖谷のかずら橋
となり、今回は上位2つの場所をツアーする事に決まりました。

ドアを叩く回数は今回は平均的に少なめ。でも何人かは積極的にスタッフに相談に来ました。学びたい知りたい気持ちが高まるような支援をこれからも続けていきたいと思います。

4月より皆勤手当制度を取り入れました。

一ヶ月無遅刻無欠勤の利用者さんには、同グループの就労継続支援事業所Bが運営しているカフェ(隣接しています)のドリンクが一杯無料になるご褒美❤

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今までは、少しメンタルが崩れた時に一日欠席したり、曖昧な理由で遅刻をするのが目立っていたのですが、皆勤手当導入を知らせてから、劇的に欠席や遅刻が減りました!

一ヶ月の頑張りを月々の工賃だけでなく、自分だけのささやかな評価・称賛としての手当は、スタッフが思っていた以上に日頃の大きな励みになったようです。

 

就職をすると、先ず第一条件として無遅刻無欠勤が求められます。

余程の理由がない限り、職場に迷惑がかからないように休まず出勤し、定刻には現場に入る。

「職業(就労)準備性ピラミッド」でも一番下の段になっているのが“心身の健康管理”です。

メンタルコントロール、体調の自己管理(就寝・食事・服薬等)の土台をしっかりと作って、自分なりのペースで構わないので“職業適性”まで積み上げていって欲しいですね。

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4月分の皆勤手当が出た今月初め、全員が対象者となり、みんなでカフェに行きました。
皆勤が3か月続くとご褒美もグレードアップ!します。
利用者さん同士のトークも盛り上がった楽しいカフェタイムでした。